飼い犬(女の子)の避妊について調べたことまとめ

2020年10月7日犬との生活, 体調変化

こんにちは!むとわんです。

我が家の愛犬いのさんは現在7か月。先月、初ヒートを迎えて3週間ほどで経血はおさまりました!

ですが、本当は避妊手術をしなければと悩んでいます。

今回は女の子わんこの避妊手術における一般的に言われているメリット&デメリットを紹介しながら、私の過去の愛犬たちの経験談も踏まえて書いてみたいと思います。


避妊手術は簡単?

メスの避妊手術は全身麻酔をかけて開腹し、卵巣または子宮もしくはその両方を摘出するのが一般的です。手術そのものの時間は1~2時間で、1泊するのが平均的なスケジュール。

引用:避妊・去勢手術はどうやる?適正時期はいつ?

1~2時間というと簡単そうに聞こえますが、私個人の感想を言えば単純に簡単そうだとは思えません

実際に手術をする獣医師さんの意見は違うかもしれませんが、これは家族としての意見で、家族がどんな手術でも、手術を受けるといえばあらゆるリスクを考えて不安になってしまいます。

ちょっと検索してみると、びっくりしたのですが手術の動画が出てきました!

思ったよりも外から見える傷口は小さそうですが、見ていてめちゃくちゃ怖いです;
血やグロテスクな映像が苦手な方は見ない方が良いと思いますが、参考に貼っておきます。

私も見るのは怖かったですが、もし手術を受けさせるとしたらこれが現実。
これを見ると、避妊手術が一般的になってきているとはいえ、やっぱり内臓を摘出するってことなんだ…と実感します。

だからと言って避妊手術を一概に賛否できないしする気もないのですが、私自身も今現在進行形で悩んでいるのです( ;∀;)

悩む一因として、下に記述する過去の愛犬たちの経験もあります。

そもそも、我が家のいのさんの場合、保護団体から譲り受ける際に「避妊手術をうけさせること」と契約書にありましたので、本当は悩む余地もない気もしますが(-_-;)

避妊手術のする?しない?メリットとデメリット

手術をするメリット

1 性ホルモンの変化に伴う病気のリスクが減らせる

子宮・卵巣・膣・乳腺など、性ホルモンが関わる病気のリスクを減らすことができます。
子宮蓄膿症の予防はほぼ100%だそうです。

参照:避妊手術で100%予防できる病気『子宮蓄膿症』とは?

過去に飼っていた女の子犬たちは、少なくとも1回以上これらに関する病気を経験しました。
後に詳しく書きたいと思います。

2 寿命が長くなる

これは統計的な数字の上では、避妊手術を行った犬の方が長生きだという結果があるようです。

3 管理が楽になる

経血の管理ですね。
いのさんも知らないうちに初ヒートになっていましたが、どこかしこにポタポタと経血が落ちていて、サッと拭かないと取れにくく、布やカーペットに付くと水洗いしても落ちにくく、なかなかに大変です。

また、パンツを履かせてもきちんと取り換えて衛生的に保ってあげないといけないし、飼い主が男性なら特にどうすればいいのか戸惑うこともあるかもしれませんね。
犬用ナプキンやパッドやおむつを買う必要が出てくるために多少なりとも出費もあります。

私個人の意見としては特に苦にはなりませんが、これらの管理が面倒だという場合にはメリットになるでしょう。

手術をするデメリット

1 ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスの変化によって、太りやすくなったり、数か月~数年後に尿漏れしやすくなることがあるようです。

ただし、個人的な見解を述べさせていただくのであれば、こういった性ホルモンの変化により出現する疾患は、老齢期になり卵巣の機能が低下すれば、おのずと出てくる変化でもあるので、必ずしも避妊手術だけが原因とは言えないと思います。

引用:獣医師が書くブログ 犬猫の去勢避妊

また、太りやすくなることについては、カロリーコントロールが必要にもなってくるようですが、ペットショップなどを見ていても避妊手術済みの子用のフードも売られています。

ですが避妊する・しないに関わらず、健康のために体重管理をするのは必要なことでしょう。
(増量する一方の飼い主が偉そうに申し上げます(笑)

2 体調の変化

また、手術をすることによりリスクの上がる病気もあります。
あまり獣医さんも積極的には教えてくれないかもしれませんが、人間に置き換えて考えれば飼い主さんも思い至るのではないでしょうか?

人間でも、閉経したり性ホルモンが上手く分泌されないことで起こる体の不調はあるはずです。

犬の不調で体の変化としてよく現れるのは、尿失禁です。
これは手術後数か月~数年後には現れることが多いようです。

他にも成熟前の避妊手術は骨の形成にも影響することがあるそうです。

そしてこれは推測になってしまいますが、犬は言葉で訴えができないだけで、他の体調変化もあるかもしれません(もしかしたら だるさ や 無気力感 などです)
これは、そうだったら嫌だな、という私の思いもあります。

老齢期には尿失禁をしやすくなる子もいるのは同じだ、という意見もあるかもしれませんが、少なくとも私の実家で飼われていた(手術をしていなかった)3匹の老犬たちは、子犬期の失敗や寝たきりになったことを除けば、尿失禁をすることはありませんでしたので参考までに。

手術をしないメリット

1 手術をしなくてもいい

避妊手術をしない最大のメリットは、手術をしなくてもいいことです。

ただの言葉遊びのようになりますが、避妊手術といえども立派な手術です。

引用:獣医師が書くブログ 犬猫の去勢避妊

手術をしなくてもいいという事は、何よりも愛犬の体を傷つけなくて済みます
避妊手術は一般的によくされている手術でしょうが、手術は手術です。リスクは0ではないと私は思っています
(私はこの点で一番悩んでいます)

病気でないのに手術する事は、ある意味不要なリスクを負わせることにもなるかもしれません。
それらの心配が不要なのは大きなメリットではないでしょうか。

2 妊娠が可能

これは人によりけりだと思いますが、愛犬に子供を産ませて多頭飼いしたい、という人もいるでしょう。
(過去に飼っていたダックス2匹は親戚のこのような思いで生まれた子達ですし…)

私個人的にはメリットにはなりませんが、飼い主によってはメリットになりうる点だと思います。

手術をしないデメリット

1 生殖器・ホルモン系の病気のリスク

避妊手術をするメリットの逆になりますが、子宮や卵巣、乳腺の病気になる可能性があるということです。

引用:獣医師が書くブログ 犬猫の去勢避妊

これについては、私の経験上も「避妊しなければ病気の可能性は高くなるのかもしれない」と思っています。

私は獣医師さんやトリマーさん達のように何百匹も犬を見てきたわけではありませんが、過去飼っていた3匹が生殖器系の病気を患いました。いずれも避妊手術はしていませんでしたしする気もありませんでした。

100%避妊手術をしなかったことが原因かは不明です。

しかし、私の中では今、避妊手術について考える要素になっています。

2 不必要な発情

しかし、現実問題、発情が来たからご自由に・・・とはいかないわけです。
ゲスな言い方をすれば、性欲の強い時期に周りの魅力的なオスからの誘惑がある中で「我慢」させていることになると思っています(これは主観です)。
よく「避妊すると自然じゃないから」などといわれますが、「じゃぁ、やらせてあげな」ってことです

引用:獣医師広報版「疾病予防を目的に避妊手術をすべきか

上記は10年以上前の掲示板上の獣医師さんの意見のようですが、これを読んで確かにそうだと思います。

発情期には他のオス犬に寄って行こうとしたり、吠えやすくなったり問題行動を起こす子もいます。
また散歩中などでも、経血の匂いでオス犬の発情期を誘発してしまう事もあるようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

少しでも参考になれば幸いですが、私がいのの手術について悩み、個人的に調べた情報を自分の覚書としてもまとめてみました。

一番いいのは、普段からかかりつけになっている信頼できる獣医さんに相談し、意見を聞き、愛犬の体調や体質をみて、最終的には飼い主本人がきちんとリスクやデメリットも把握したうえで手術するかどうか決断することではないでしょうか。

獣医さんによっても様々な意見があることも調べていてわかりましたし、飼い主が愛犬のことをしっかりと考えて出した結論であれば正解も不正解は無いように思いました。

手術をするにしてもしないにしても、そこに飼い主が愛情をもって悩み考えた過程があれば後悔はしないのかもしれませんね。


↑もしよろしければ我が家にいた犬たちの病歴についてもまとめてみましたので、避妊をしなかった場合の病気が気になる!という方は読んでみてください。
生殖器系疾患と、最期に繋がった病気について愛犬の経験談を書いています。

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