【感想】犬の散歩での伸縮リードの使い心地【便利なの?危なくはない?】

2021年2月3日犬用品, 犬との生活, 散歩

こんにちは。
いのの飼い主むとです!

最近、外を歩いていると犬の散歩に長さが伸縮するリードを使用している人をよく見かけます。

かくいう我が家も普段よく伸縮リードを使用しています。

今回は「伸縮リード」について使っていて感じていることを書いてみようと思います。
デメリットもたくさん書いていきますが、決して伸縮リードが悪いものだという事を言いたいのではありません!
(私も普段から使っていますし)
危険な点もあることを知って、安全に使う、またはご自身のお散歩環境が安全に使える環境であるか検討してほしいと思っています^^


デメリット:危険性

いのがまだ散歩に慣れていなかった頃、引っ張りながら自由に歩くいのに苦労していましたがそんな時見かけたのが伸縮リードでした。

「よさそうだな…」と軽い気持ちで使い始めた伸縮リードですが使い始めてわかった、危険だなと思う点がいくつかありましたのでご紹介します。

  1. 犬の行動の制御がしにくい
  2. リールによって伸縮するコードリードで怪我をする可能性
  3. 道路で伸びたリードによって第3者に怪我をさせる可能性

1、犬の行動の制御がしにくい

普通のリードであれば紐部分を直接握っているので、犬に飼い主の動きや動きによる意思が伝わりやすく、また簡単に短くすることが出来るので制御もしやすいです。
ですが、伸縮リードは飼い主が紐部分ではなく、リールの入っているプラスチック部分を持っているので飼い主の細かな動きが伝わりません。
散歩の躾を行うのであれば、言わずもがな普通のリードにするべきだと感じました。

また、長く伸ばしたリードは犬を引き戻す力はなく、リードを短くするには飼い主は犬が進むより速いスピードで犬に近づくことが出来なければいけません。
なので散歩中に「止まれ」の指示が通じない犬では全く制御できなくなってしまいます。
これは曲がり角や死角から自動車や自転車、歩行者が突然現れるような場所では事故に繋がりかねません

散歩の躾やルールが出来ていない段階で、道路で使用するのは危険が多いと感じています。

2、コードリードで怪我をする可能性

これは少し伸縮リードについて調べると良く出てくる項目ではないかと思います。
実際に、私の母も手のひらをケガしてしました(^^;

伸縮リードは、リードがゴムのように伸びるわけではありません。
リール部分からリードが引き出される形で伸びていきます。掃除機のコードや釣りのリールのような動きを想像すればわかりやすいと思います。

そのため、足や手などの素肌が出ている部分にリードが当たり、そのまま犬が引っ張ってしまうと火傷のような擦り傷を負うことになります。
下手をすれば子供の指などでは擦り傷では済まないかもしれないな…と思う事もあります。

また、一緒に散歩している子供や近寄ってきた子供がいれば、空中にあるリードの位置は子供の顔くらいの位置になりますよね。
しかも(私も親戚の子供もそうでしたが)一緒に散歩している子供は犬のリードを持ちたがります…
伸縮リードの途中を握っていることを知らずにリードがビュッと伸びてしまったら確実に怪我をしますね。

逆に、人の足元まで伸びたリードを止めようと、リードを急激に固定したとしても怪我をします(;´・ω・)
だって、足元で今まで緩んでいた紐が急にピンと張られたらどうですか?
普通に引っかかって転倒しますよね(;・∀・)

これらはコードタイプでも平紐タイプでも同じだと言えます。

ちなみに母は、走った犬を引き戻そうと手でリードを握ってしまったことで手のひらに擦過傷を負いました;
少し血が出て痛そうでした。平紐伸縮リードでした。

普段使いする場合は怪我の危険性も考えたうえで使い方に気を付ける必要があると思っています。

3、伸びたリードで第3者に怪我をさせる可能性

伸縮することで自身や同行者が怪我をする可能性は上で述べましたが、もちろん散歩中に遭遇する第3者に怪我をさせる可能性もあります。

これは自分や同行者が怪我をするのとは責任面でもわけが違いますよね!

例えば

  1. 散歩中に出会った飼い犬と遊ぼうとして他の犬や飼い主に巻き付いてしまった
  2. 近寄ってきた子供にじゃれついてリードが子どもを傷つけた
  3. 伸びたリードに気が付かず、自転車やバイク、ランナーがリードに引っかかり転倒した

などがあると考えられます。
1や2は、フレンドリーな犬ほど気を付けなければいけないかもしれませんね。

1、散歩中に出会った犬や飼い主に巻き付いて傷つけるかも

散歩中に犬を他の飼い犬と挨拶させる人も相当数いると思います。
いのも状況によって挨拶させてもらう事があります。

しかし、相当犬慣れしている子や落ち着いている子でなければ、他の犬に挨拶する際に興奮してしまう事もあるでしょう。
嬉しくて興奮している場合でも、警戒して興奮している場合でも、激しく動きまわることがあるかもしれません。
そのような時に伸縮リードをフリーに伸びる状態にしていては、相手の犬や飼い主にリードが接触して擦り傷を負わせたり、巻き付いて転倒させてしまう事があります。

私も危ない時があったので、伸縮リードで挨拶させてもらう時には必ず短く持って絶対フリーにはさせないことを徹底しています。
他の犬と仲良くなれたら遊ばせてあげたい気持ちはわかりますが、怪我をさせてしまってからでは遅いですから。

他の犬とフリーに遊ばせるならドッグランに行きましょう!とっても楽しいよ(^^)/☆

2、近寄ってきた子供にじゃれついてリードが子どもを傷つけるかも

私が散歩中に一番警戒しているもの
それは小さな子供です(笑)

怪我をさせないためというのはもちろんですが、いのが子ども慣れしていないので、いのの脱走も怖いためです(-_-;)

それはさておき、
小さな子供、特に犬好きの子供は何故かすべての犬がフレンドリーだと思って近づいてきます。
しかも親も何故かすべての犬がフレンドリー、小さな犬なら触らせてもらえる&大丈夫、だと思っている人もいます;
そして、子供が好きだったり大丈夫な犬の場合は、触らせてあげる飼い主さんもいると思いますが、この時に伸縮リードをフリーにするのは危険だと思っています。

近づいてくる子供や親たちは(私の偏見かもしれませんが)生活の中に犬との関りが少ない人も多いのではないでしょうか。
(私は小さなころから犬を飼っていましたが、そのせいか他家の犬を見て「可愛い!触りたい!」と思っても近づいたことはありません。犬が必ずしも飼い主以外に安全ではないと知っていたからです)
もしくはフレンドリーな犬の一面しか知らないということもあります。

犬の危険についてはこちらの方が確実に知っているんだ!
という気持ちで犬の動きや子供の行動を見守り、制御したり口出ししたりする必要があると私は思っています。

通りすがりの子供に犬を触らせるときは伸縮リードを短く固定する、は確実に。

3、自転車やバイク、ランナーを転倒させるかも

犬の散歩を夕方や暗くなってからする人は多いと思いますが、薄暗い時間や暗い時間はリード部分が見えにくく、特に気を付けなければいけません

自転車で帰宅途中に向かいからノーリードの犬が来た!と思ったら実は伸縮リードが付いていて、しかも飼い主は道の反対側を歩いているとなればどうでしょう。
自転車の人はリードがマラソンのゴールテープのような状態になり、問答無用で転倒することになります。

それがバイクならもっとパワーとスピードが出ているわけで、下手をすればライダーは死にます。
私も原付に乗っていたから思うのですが、不用意に前輪に物を引っかけられたら簡単に飛び上がって転倒&骨折くらいはするだろうなと。
転倒して着地した先が溝だったりしたら本当に、脅しでなく、大怪我じゃ済まないこともあります。

このような事故になれば犬ももちろん自分も大きな怪我をするかもしれません。
そもそも道路でロングリードにしていたら、車にひかれる可能性も…!!考えたくもないです!!!!!

なので、薄暗くなってきたら、道路での散歩は普通のリードか、伸縮リードでも必ず長さを固定して歩いてほしいです。

気を付けてほしいこと

色々と書きましたが、つまり私が言いたかったのは

  • 人が来たらリードは短く持つ
  • 散歩中の「待て」ができるようになってから伸縮リードを使う
  • 犬や人と触れ合うときは長くしない
  • そもそも道路では使用しないor必ず短く持つ

と言えます。
しかし私は専門家ではないので、あくまで「私が使っていて感じた気を付けたいこと」です。

あとたまに小学生くらいの子だけで、伸縮リードで散歩させているのを見かけるのですが、
あれめっちゃ危険じゃない?本当に気を付けてほしい!と思ってしまいます。そして絶対近寄りません…心配性すぎですかね(;´∀`)

そもそもSNSなどを見ていると「伸縮リードを使ってみたけど使いにくさや危険性を実感して使うのをすぐにやめた」っていう飼い主さんも見かけます。
そういう意見を見かけると私も「やっぱり危ない面もあるよね、気を付けなきゃな」と改めて思います。

私は使っている派ですが、危ない面も分かるので他人に簡単にオススメまではしませんが(笑)
使うのならばこれだけ危ないこともあるんだ、と認識して使ってほしいと思っています。

そしてもう一つ・・・手を離さないという事
伸縮リードはグリップ部分がプラスチックで滑りやすい上に、太いことも多いので引っ張られた拍子に手から離れてしまう事があります。
私も2回ほど手から離してしまったことがありますが肝が冷えました。

このようなことが原因で、迷子になる犬もいます。
伸縮リードを使用するときは、手首を通す紐やストラップを使用することを強くお勧めします。
私は適当な手作りで使っていますが、市販品もあるようです。ストラップを付けるとうんち回収時も便利です^^

見た目を気にするなら市販品ですかね。

気にしないなら自宅にあるリボンや紐で作っても良いと思います。

メリット:便利な部分

とはいえ便利な部分もあるから使用を続けているわけで(笑)

我が家で助かっていることは

  1. 自由に走り回らせられる
  2. 引っ張られても楽
  3. リードを付け替えなくてもいい

だと思います。
飼い主が楽したい、という気持ちがダダ洩れている感じがしますね(;´∀`)笑

1、自由に走り回らせられる

これが1番の理由だと思います。

導入した理由が、いののボール遊びでいのを走り回らせたいから、でしたから。

しかし、走り回らせることが出来る場所は限定されていますから、どこでもというわけではありません。
公園のグラウンドや芝生の広場、なおかつ人や犬も少ない場所と時間に限られます。

それでもいのは走るのが早くて飼い主が追いつけない&運動不足の予防という点から、なるべく条件に当てはまる場所と時間を探して自由に走り回ってもらうことが出来るようになりました^^

走っているいのはとても楽しそうで私達も嬉しいのですが、飼い主はリードが絡まらないように意外と必死で立ち回ることにはなります(笑)

2、引っ張られても楽

これは完全に飼い主の怠慢と言ってもいいでしょう(お恥ずかしい!)

でも引っ張りが強い時は少しリードを長くすれば力が分散されるのか、軽くなるので楽でした。
しかし、言い換えれば躾が出来ていないともいいます…(-_-;)

いのは散歩中にも「待て」ができたので、実現できたのかもしれませんが
散歩中の「待て」ができなければ引っ張り癖が治らない限りやめておいた方が良いかもしれませんね。引き戻す術がありませんので…

また、散歩中の躾をしたり、そもそも散歩の練習をするのであればはじめは普通のリードが良いと思います。

3、リードを付け替えなくてもいい

これは、伸縮でないロングリードと比較した場合です。

伸縮しないロングリードは普通のリードと付け替えなければ散歩中に使えませんが、伸縮リードは短い長さで固定することができるので普通の散歩時も使うことが出来ます。

我が家もはじめは普通のリードで歩き、広場に着いてから伸縮リードに付け替えていましたが、伸縮リードの扱いに慣れてきてからは伸縮リードだけで散歩することが増えました。
いのは様々な要素にビクついていて脱走も不安だったので、脱走の不安を取り除く形でそのようにしました。

普段の散歩は伸縮リードじゃなくてもいい

上でも登場しましたが、犬を広場で走り回らせて遊ばせたい時には、別に伸縮リードでなくても可能です。

我が家では使用したことが無いのですが、普通のリードより長さのあるロングリードを使用している家庭も散歩中によく見かけます。
犬用の市販のものや、ホームセンターなどで販売しているロープ等を使って自作して使用している方もいるようです。

伸縮リードは使いにくさを感じたけど、犬を公園で遊ばせたいな…という方は、ロングリードを検討してもいいかもしれません。
しかしこちらもリードが長くなる分、犬へ直接手が届きにくくなるのは同じです。
長さや使い方には十分注意が必要であることは変わらないと思いますので、伸縮リードと同じように躾や警戒は必要になるでしょう。

まとめ:伸縮リードを安全に使うために

伸縮リードは初めて使うとき、普通のリードに慣れていればとても扱いづらく感じます。

その場合は安全のために素直に使用を諦めるのもアリだと思いますが、どうしても使いたい場合は人が少なく広い広場がある公園などで、遊ぶためだけに使うのがいいと思います。
我が家も初めは、いののボール遊びのために購入しました。
なので公園で遊ぶ時だけ付け替えて、行き帰りの道は普通のリードで散歩していました。

そのうちに飼い主も伸縮リードの扱いに慣れてきた経緯がありますので、初めから道路で使う目的ならば私もオススメは致しません。
道路では圧倒的に普通リードが扱いやすいと思いますので、伸縮リードは目的別に使い分けるのが良いと感じています^^

伸縮リードは犬を飼っている人の中でも賛否が分かれるアイテムではないかと感じています。
それは、実際に危険な目に合った経験がある飼い主がいるからだと思っています

私自身も使い続けていますが、便利な反面、危ない面も自覚しているので、安全に使い続けるために気を付けていなければなりません。

一概に「良い」「だめ」と考えず、良い面と悪い面を知り、場面により使い分けていくことが必要ではないでしょうか。
まぁ、お散歩だけでいうと普通のリードで十分なんですけどね、極論(笑)

しかし伸縮リードでいのの散歩の充実度が上がったのも事実です☆

飼い犬にとってお散歩は楽しいイベントであることが多いはずです!
犬も人も通行人も自動車も、安全で楽しいお散歩ができるように飼い主は考えていきたいものです!^^

我が家で使用中の伸縮リードはこちらです!

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